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『ノートPC Lenovo G570 のヒンジが壊れたので100円で修理した』
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ノートPC Lenovo G570 のヒンジが壊れたので100円で修理した

PC 故障 トラブル


こんにちは、さち です。

サブPC の Lenovo製「G570」 のヒンジが壊れました。

元々は、両親が PC を勉強するために購入したのものですが
時々フリーセルやネット等をするだけになってしまい
スマホを持つようになってからは更に使用機会が減ったため
部屋の隅で長期間ホコリをかぶっていました。

もったいないので
それを私がサブPCとして引き取って使っていたわけです。

サブPC とはいえ
ディスプレイを閉じられないのは不便なので
ヒンジの修理を約100円で済ませてみようと思います。


症状

使用していた ノートPC は Lenovo製 「G570」。
5年前に、4万円程度で購入できた激安PCで
外観はこんな感じ(画像は Amazon 掲載のもの)。
Lenovo G570シリーズ LEDバックライト付15.6型 HD液晶 Celeron B800 ノートブック ブラック 4334-72J

スペック(性能)は販売時期などによって微妙に異なるようですが
外観は基本的にはほぼ同じです。

Windows10 にアップグレードしてから動作が重くなってきましたが
サブPC として使う分にはまだ何とかなるレベル。

ヒンジが壊れはじめたのは1年ほど前なので
ヒンジが正常だったのは4年程度ということですね。




「G570」はヒンジが壊れやすいらしい

修理のために「G570 ヒンジ」とググってみたんですが
サジェスト(予測候補)の時点ですでにこんな感じ。
操作画面

検索結果を見ると大量にヒンジの故障例が出てきます。
私も例外ではないので
もともとヒンジが壊れやすい機種みたいです。

値段相応の耐久性という気もしなくはないですが
ノートPC の故障原因がヒンジという経験は初めてだったので
設計が甘いという部分はやっぱりあるのでしょう。

ちなみに、サジェスト(予測候補)に「リコール」がありますが
実際にリコールが行われているわけではなく
『この壊れやすさはリコールものだ』というユーザーの叫びのようです。




道具の準備

G570 の分解,修理に必要な道具は以下のとおり。
  • ドライバー
  • キリ(千枚通し)
  • ネジ×最大6本(太さ:M2.6 長さ:15mm程度)
  • ナット×最大6個(太さ:M2.6)

「キリ」は PC カバーに通す補強用ネジの下穴を開けるのに使います。
PC カバーを貫通できるものであれば何でも良いですが
針が四角いものの方が穴を開けやすいと思います。
電動ドリルを持っているならそれを使った方が楽です。

「ドライバー」「キリ」を持っていない場合は
百均で購入すれば十分です(追加出費が安く済みます)。
ドライバーは複数種類がセットのものを選ぶと何かと便利です。

「ネジ」「ナット」については
工場出荷時の PC に使われているネジの太さが M2.6 なので
同じ太さのものを準備。

ただし、ネジの長さは
補強のため PC 本体カバーを貫通させるので長さが必要。
元のネジよりも長い 15mm のものを選びました。

PC を分解してヒンジの破損箇所の数を把握する必要がありますが
ネジ,ナットは値段が安いので多めに買っておけばよいです。
実際、私がホームセンターで購入したものは
「ナット」「ワッシャー」「スプリングワッシャー」「ネジ」各8個入りで
約100円でした。やっす。
写真

ちなみに、ネジには頭の形状に色々と種類があるんですが
「皿ネジ」はPC カバーを破損する恐れがあるので選ばない方が良いです。
今回私が購入したのは「なべ小ネジ」です。
ネジの頭が少し出ますが、PC のゴム脚の高さより低いので問題ありません。

修理費用は、道具が揃っていれば約100円
道具がまったくなくても約300円でいけそうですね。




PC を分解する

分解前に注意点が一つ。
PC の分解をするとネジが大量に出てきます。
どの部分のネジか分からなくなる、失くす等の問題があるので
ネジの取り付け箇所をメモしつつテープで紙に貼り付けるなどしましょう。

百均のピルケース(薬入れ)をネジの分別に使うと便利かも。

PC の分解手順は同じ経験をした先輩方から勉強させて頂きます。
非常に参考になったのは下記 rhodiola 様のブログです。
動画を見つつ、写真と解説で補足すると理解しやすいと思います。

   → Lenovo G570の分解作業 - rhodiola 日記様 (写真)
   → Lenovo G570の分解作業 ver2 - rhodiola 日記様 (動画)

rhodiola 様は「WiFi」「ヒートシンク」「CPU」「メモリ」を外していますが
ヒンジ修理のみが目的で分解を最低限にしたい場合は
この4つは外さなくても大丈夫です(WiFi のアンテナ線は外す)。
実際、私は省力化のため付けたまま修理しました。

キーボードの取り外しは本当に硬いです。
最初に上部を外し、中央を持ち上げ左右のツメを外すのがコツみたいです。




修理をする

分解が終わったらいよいよ修理です。

修理方法は、こちらのブログと動画を参考にさせて頂きました。

   → G570のヒンジを部品交換なしで格安修理する方法【Lenovo】 | PC修理ブログ【イーハンズ】様 (写真)
   → LENOVO G570 ヒンジ修理 - YouTube (動画)

私の場合も、破損箇所は上記リンク先と同じように
ヒンジのネジを固定するネジ穴の台座(本体カバー)でした。

本来、左右それぞれのヒンジは
外側1ヶ所のネジは上のカバーに
内側2ヶ所のネジは下のカバーに固定されていますが
ネジ穴を固定するプラスチックが貧弱なのでそこが破損します。

外側のネジとネジ穴は元々のものが残っていたので
再利用しました(金属製のネジ穴はナットとして利用)。
面倒なので、ネジを上カバーに固定するのはやめました。

内側2ヶ所はネジ穴の台座は
1年間熟成したせいで壊滅的に壊れていたので修理します。
キリを使って、元々ネジ穴があった場所(下のカバー)に穴を開けます。
(キリが貫通する際、下の机などを傷つけないように注意)

左右2ヶ所ずつ、合計で4ヶ所穴を開けますが
ゴム脚,CPU等のカバーの端部分にかかる穴があるので
ネジを通すために丁寧に加工しておきます。
(ゴム脚はマイナスドライバー等を端から押し込めば取れる)

穴に新しいネジを通したら
元々のナットと新たに購入したナットを併用してヒンジを固定。
(1本のネジに2つのナットを使って固定した)
元々のナットが失くなっている場合はナット1本でも大丈夫です。

ヒンジが正常に動くことを確認して元通りに組み立て直せば修理完了!

組み立て直すときは
一旦、最低限の組み立て、キーボードを固定しない状態で
PC の電源を入れ正常に動作するか確認した方が良いです。
完全に組み立てた後で配線の挿し忘れなどがあると面倒ですから。

最低限の組み立ては
「HDD」「CPUクーラー」の装着と
「ディスプレイ」「電源」「タッチパッド」「キーボード」「WiFi」の配線です。



デスクトップPC と違って ノートPC は分解が複雑なので不安でしたが
先人の方々のサイトや動画が分かりやすかったので助かりました。

修理費もたったの100円で済んでよかったです。

元々が安くて古い機種ですし買い替えてもよかったんですが
メインPC を新調したばかりなので気が引けますし
サブPC はもう一度どこか壊れたら買い換えることにします。





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